副住職のはなし
永代供養墓の選び方・永代供養墓の納骨形式編
副住職のはなしこんばんは。永代供養墓の種類について書きたいと思います。
今回は合葬型です。近年永代供養墓という名称が使われるようになって合葬型の永代供養墓という呼び方になりましたが、昔の言葉でいえば無縁供養墓です。
納骨する際は一つの収納スペースに最初から他の方と一緒にお骨を納骨します。お墓の下に設けるスペースに沢山収納できるので費用は安く設定できます。数万円で募集している霊園やお寺もあるようです。
永代供養墓の中でも合葬の形式のお墓が一番多いのではないかと思います。お墓の後ろや横に名板のプレートなどを入れれるタイプもありますが、大体オプションで別料金です。
ちなみに無縁墓の無縁という言葉ですが、誰とも縁がないなどと理解される方が多いようですが(お坊さんも含めて)元々仏教の言葉で、阿弥陀様の愛情を表現した言葉です。無縁という言葉ですべての人にと表現されています。
浄土真宗では如来無縁の大悲といいまして、どんな人とも共に歩む如来の精神を顕しています。
決して独りぼっちで誰にも相手にされないなどの意味ではありません。
ですので私は無縁供養墓をどんな生き方をした人でも帰れる家と受け取っています。
そう受け取ると、とても暖かい意味のあるお墓ですね。帰るところがあると安心して人生を歩めます。
次回は永代供養墓のビル型について書きたいと思います。大都市などで流行っているマンモス団地ならぬマンモスお墓です。