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副住職のはなし

永代供養墓と普通のお墓の選び方・寺院が良いか霊園が良いか編

副住職のはなし

こんにちは。前回の永代供養墓の記事でも少し触れたのですが今回はもう少し詳しく触れたいと思います。

 

まずは霊園についてですが、条件としては宗派不問・檀家にならなくてよい・お寺のように敷居が高くない・このあたりがお墓を建てる方にとって魅力的に感じるのではないかと思います。

 

お坊さんを頼むときは今はお坊さんの派遣会社があるようですからそちらにお願いしたりする方法があります。安いと思われている方が多いようですが、お布施は一般の寺院と同じくらいです。お布施の大体40~50%が手配した会社に入るシステムのようです。

 

デメリットとしては毎回同じお坊さんが来てくれるかわからない。葬儀と年忌法要で別のお坊さんが来られるという事もあるようです。

霊園はもし運営会社や潰れたらどうしようという不安もありますね。

ちなみに霊園に墓地や永代供養墓を購入しても、お参りやお葬式をして下さいと言われればお寺さんはしてくれると思います。

 

お寺が運営する永代供養墓や墓地ですが、条件としては宗派がある・檀家になる・お葬式や法事を任せられる・少数ではありますが何かあったときに無償でお墓を守ってくれる(当蓮照寺もお墓を建てられたは何かの時にはお守りします)。

 

ただ最近はお寺に永代供養墓やお墓を建てても檀家になる・ならないはご自由にというお寺も増えています。

 

その場合お葬式や法事の時や墓地の管理費を納めるときにお寺さんと顔を合わせる程度なので気軽にお寺さんとお付き合いが出来ます。

 

ただし旧来のお寺の考え方ですと檀家にならないけれどお墓を建てたいと申し出れば怒るお寺さんも多いと思いますので、よくお寺を見てからお話してください。

 

ちなみに檀家になっても負担が少ないお寺もありますので、わたしどもの蓮照寺を例に紹介しますとお寺の護持費は年間1万6千円です。それ以外にここ10年はご寄付などを頂いておりません。お寺の掃除や草むしりなどもありません。そこは有志のお母さん方や役員さんにお手伝いをお願いして一緒にやっています。お陰様で綺麗な状態が保たれています。

 

一般の檀家さんにお掃除は強制参加ですから来てくださいという事はありません。お気軽にお付き合いくださればお寺としても幸いです。

 

話を元に戻りしますとお寺に永代供養墓や墓地を建てる際は様々な方針のお寺さんがありますので自分に合ったお寺さんを選ぶ事でしょうか。

お寺の評判は皆さん知っていますのでそのあたりから情報を集めるのもいいかもしれません。

 

霊園とお寺どちらにお世話になろうともご先祖様が入るお墓を大切にしたいものです。できれば毎月の命日に、忙しくてもお盆と春・秋のお彼岸はお墓参りをしてお花とお線香を供えて手を合わせて頂きたいと感じます。