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副住職のはなし

永代供養墓を決めるときの注意点

副住職のはなし

自分なりの考えとポイントをこれから永代供養墓を選ぶ方の参考になればと少し書いてみます。

 

まず合葬型か個別型の2種類に永代供養墓は分けられます。合葬型は最初から一つのところにまとめてお骨を収めます。

個別型は骨壺などに入れて何年間は保管し供養しますといった具合にそれぞれの家や個人ごとに区別してお骨を収納します。収納方法も私どもの蓮照寺のようにそれぞれの家ごとに区切られた石室に収納する場合や、ほかのお寺さんでは仏様の下に台座があってそこにまとめて骨壺で収納するタイプもあります。この場合は合葬と個別収納の中間のような感じでしょうか。

 

費用ではどうしても個別型が合葬型よりも高くなってしまいます。地域やお寺によっても費用がかなり違います。高いから悪くて安いから良いという単純な話ではないように思います。永代供養墓に使用する石の質でも当然高い物を使えば費用に反映されますし、安い物を使えば安くできます。あとは個別で収納する期間の長さによっても違ってくるように思います。

 

他には霊園にあるのか寺院にあるのかも大事なポイントです。霊園は大抵の場合お手軽な価格帯のものが多いですが、霊園自体が永続するのかという点やお寺さんに縁の無い方はお坊さんをどのように頼んだら良いのか難しい問題があります。霊園に頼む場合はその霊園と契約しているお寺さんが来られるというお話をお聞きします。

 

お寺にある場合は、申込条件が檀家になる事や永代供養墓の使用料以外に結構な額の寄付を求められるという事もありますので慎重に検討が必要です。わからないことがあればお寺の住職に聞くのが一番です。

経済的なことは聞きにくいかもしれませんが「永代供養墓に入るのに全部でいくらかかりますか?」と聞いていいと思います。

 

本日はここまでにいたします。また後日永代供養墓について書いてみます。