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副住職のはなし

感銘を受けた言葉

副住職のはなし

最近寒くなりましたが皆様体調は如何でしょうか。住職と私はお陰様で元気にお経をあげております。

 

入寺した当初から毎週水曜日に江南区の専福寺様・住職は柏原三千雄さんの所で仏教の聞法会に参加させて頂いています。

夕食を柏原さん一家と一緒に食べてからの学びでありまして、小さな会なのですが私はとても大切にしている時です。

先日柏原さんから、報恩講の案内文を頂き拝見したところ感銘を受けましたので、柏原さんに了解をいただきまして紹介させてもらいます。

 

『報恩講にあたって』

 

幼少の頃、経済的にも文化的にも非常に貧しい地域に育った。

従って、少年時代の是非善悪を規範とする学校生活は決して楽しいものでなかった。

 

それでも、一日の学校生活が終わって帰宅する時間が近づく頃には、ありのまま、そのままの自己自身に世界に帰れる子供の世界が待っていることに、大きな解放感と喜びでいっぱいになった。

 

だから、経済的にも文化的にも貧しい所であっても、私には身も心もおどるような豊かな世界であった。

似て非なることかもしれないが、

念仏の世界も、是非善悪の分別の世界から解放してありのまま、そのままの自己自身に世界に限りなく帰らしめる自然のはたらきの世界ではなかろうか。

 

あらためて、報恩講を御縁として、念仏の世界をいただいていきたいと思います。