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副住職のはなし

お墓の選び方 良いお墓を手に入れるには  新潟でお奨めの石屋さん

副住職のはなし

お墓を建てるときに困るのは石屋さんをどこにお願いしようか迷われると思います。

墓石の相場はわからないですし、工事費用なども不明だと思います。また石屋さんの腕前も気になる所です。どうしても墓石ばかり気が行くのですが、実は一番大事なのは腕の良い職人さんに建ててもらう事です。そこで文の最後にお奨めの石材店を紹介します。

良いお墓を建てるにはどの様な墓石を選べばいいの?予算これ位で。

よく色んな方からお墓を建てたいのだけれど副住職さん良い石を知らないですか?と聞かれます。予算はいくら位ですか?と伺うと皆さん100~200万円の範囲でお奨めの石を教えてとおっしゃいます。そこで下で詳しく紹介している水原の田辺石材さんに価格ごとのオススメの墓石を聞いてきました。

4尺画の墓石の値段です

100万円位の予算

茨城県産の「やさとみかげ」と副住職がとても好きな福島県産の「滝根御影」が建てられます。この滝根御影は特級品です。形はシンプルなものになりますとの事ですが、100万円少し超えた価格で滝根御影の特級品を使えるとは驚きです。

ちなみに滝根御影は加工が難しく石材店では扱うのを嫌がる所が多い石です。でもすごく上品な石で国産では一番固さがあり(すごく長持ちする)素晴らしい石です。

 

130万円位の予算

インド産のアーバングレイという石がお奨めとの事。人気のある石で硬く水を吸いにくいのでこの石も長持ちします。別名御影石のクリスタルと呼ばれている綺麗な石です。

 

160万円位の予算

宮城県の「吾妻みかげ」が良いとの事です。若干青い色味らしく青色が好きな副住職としては実物を見てみたくなりました。厳選されて出荷されているので品質は間違いなく全国的に人気のある石。どなたか蓮照寺に建てませんか!?

 

200万円位の予算

ここでも「滝根御影」の名前が出ました。最高の細工・彫を施して建てられ、石の量も多く使え見栄えもとても高級感のあるお墓を作れますとの事。

他にお奨めの石はありますか?とお聞きしたら岡山の「万成(まんなり)石」はどうですかと言われました。日本の三大銘石のひとつで赤い色で人気があります。桜御影と言われ希少な御影石です。この石も硬くて水を吸わない素晴らしい品質です。

石原裕次郎や小説の宮本武蔵で有名な吉川英治のお墓も万成石だそうです。

 

石材店の選び方

工事をお願いする側が出来る事といえば複数の見積もりを取って比較することくらいでしょうか。ですが見積もりを取って競争させる事は危険な面もあって、価格を他社より下げなければ仕事が貰えないわけですからコストカットをするわけです。3日かかる仕事を1日で完了させようとすると丁寧な工事は出来ないのです。

 

ある業者さんは雨の日でもお墓を建てていますからね。雨の日には工事はしないものなのですが待てないのでしょう。会社からこの日にやれと言われたら逆らえないですから、テント張って工事されています(テントを張ってもやめた方がいいです)。墓石もデザインで石を使う量を上手に減らしたりなど。

 

中々個人では良い石材店(技術がしっかりしていて石を選ぶ目利きも出来る・仕事が丁寧で価格も適正である)を調べて見つけるのは難しいと思います。

 

一年ほど前でしょうか、副住職が仏教の勉強会でお世話になっているお寺さんに美しいお墓があるのでお聞きしましたら新潟の水原にある田辺石材店さんが作ったお墓と教えて頂きました。

そしてこの石屋さんは良いなぁと惚れこみまして私のお寺の檀家さんにもお墓を作ってほしいとお願してお付き合いが始まりました。

 

改めてご紹介します。新潟の水原にある田辺石材店さんです。田辺聡志さんという若い職人さんとお父さん・従業員さんの3人で仕事をしておられます。そして田辺聡志さんの経歴が凄いのです。

 

一部ですが受賞歴を書きます。H15年10月第41回技能五輪全国大会優勝・H23H27技能グランプリ全国大会2位・厚生労働省ものづくりマイスター認定などなど。

住所は新潟県阿賀野市北園町5-18 TEL(0250)-62-1202 田辺石材店

 

県内はもとより日本全国可能で、関東方面はよくお墓を建てに行くとの事です。建物の石工事や石で作るものなら何でも作って貰えるとのこと。

 

石が採れる山まで直接出向き、仕入れる石を実際に見て良い物だけを仕入れているとの事で、加工も自社工場で最初から最後まで仕上げるので、最近多い国産石を海外にもっていって加工した石を国産として売っている石屋さんとは違います。そのような石は品質が低いものが多いようです。このあたり注意が必要です。

 

上質な石は国内の石屋さんに買われてあまり海外に出ないとのこと。折角高いお金を払って建てるのですから満足する品質の石で腕の良い職人さんにお願いしたいですよね。お墓は100年単位で存続するものですからお寺としてもサポートしたいと思います。

 

 

 

お墓を検討されている方は一度相談されてみては如何でしょうか。蓮照寺にお墓を建てない方でも蓮照寺のHPを見て相談したいとお寺の名前を出して頂いて構いません。

 

お墓を建てる墓地の選び方・寺院墓地と霊園墓地

さて墓石の選び方をご紹介したので次は満足する墓地の選び方です。

大まかに寺院墓地と霊園があります。寺院墓地はお寺さんの土地を永代使用料というお金を払って一角に土地を借ります(買うのではありません・お墓がある間借りるのです。ここ大事です)。

 

霊園には2つの運営母体があって公営墓地と民営墓地という種類があります。空きがあれば公営をお奨めしますが、都市部では凄い高倍率ではないかと思います。副住職の出身地の横浜では数百倍です!

抽選で当たったら幸運です。ちなみに地方に行くと村で管理している墓地もあり、そこに住んでいる方であれば誰でもお墓を建てられたりします。

 

寺院墓地ではなく霊園を希望される方は、公営の墓地にお墓を建てられない場合は民営霊園を探すことになります。民営と一言でいっても色んな経営手法が存在します。

寺院の名義を借りて霊園を作ったり、大手の仏壇・墓石屋さんと組んで運営したり。正直に書くと大丈夫かな?と感じる所もあります。勿論しっかり運営されている所もあります。

この辺りは寺院墓地でも言える事です。しっかりしたお寺さんもあれば、うーんと感じるお寺さんも居ます。

墓地の永代使用料も土地の広さや場所(お寺の本堂正面の墓地は高いです・いわゆる一等地です)・地域によっても違います。