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お坊さんになるには僧籍が必要

お知らせ

お坊さんにはどうすればなれるのか?

宗門が運営する学校へ通う方法と試験によって資格を取る方法があります。そして浄土真宗大谷派にはお坊さんの資格として得度資格と教師資格があります。一般的にはお坊さんというと住職になれる資格である教師資格を指すのではないかと考えます。

 

◎教師資格を取得するにはある程度の学びが必要になります。

 

◎得度資格とはお坊さんが最初に取る資格です。お寺の小学生や中学生の子供も取るので難易度は高くありません。京都では夏休みになると新聞などで子供たちが得度式を受ける様子が報道されます。

 

資格を取得するにあたりお寺に必ず所属する必要があります。これを僧籍と申します。まずは所属寺・僧籍を引き受けて貰えるお寺を探す事から始めましょう。所属させることは責任がとても大きいことで、簡単には見つからない可能性があります。

一般の方がお坊さんになる場合には所属寺を探す事に苦労すると思います。私も一般からお坊さんになったので大変でした。

得度資格とは

お坊さんの資格として最初に取る資格です。正信偈と浄土三部経が読めるか実際に読む試験があります。各地域にある教務所で試験を受けます。合格すれば京都の東本願寺にて得度式が行われ得度資格が授与されます。

男性は髪の毛を剃って受式し、女性は髪を結びお化粧は無しで受式します。この時に装束が必要になりますので法衣店などで整えて式に臨みます。

 

教師資格とは

お寺の住職になる為に必須の資格です。またお葬式・法事などで導師を務める際に必要になります。一般的な意味でのお坊さんとは教師資格を持つ僧侶を指します。

教師資格を取得するのには試験で取得する方法と、宗門が運営する学校に入る方法があります。

 

どの様な環境に身を置き学ぶのか

私がお薦めするのは宗門の学校のひとつである大谷専修学院に入学し、寮生活を通じて友人を作り学び教師資格を取得する事です。

お坊さんになるにはという方法論だけに意識が行きますが、それだけではなく折角仏教を学ぶ志を持たれたのですから、その志を大切にして欲しいと考えます。その志が育つのに大谷専修学院で学ぶことは大きな影響を与えます。

全寮制で人と関りながら苦労し・食事作りなど生活全般を通じて学ぶ・これが最良の方法です。

 

受験資格は高卒以上の資格のみ(実は中卒でも志のある方は入学できます)・年齢制限はありません。どなたでも入学できます。

 

卒業後は

教師資格を取得したのちは空いているお寺に住職として入る・宗門に勤務するなど進む道があります。