副住職のはなし
ひとが継承する大切なこと
副住職のはなしお内仏(お仏壇)を新しく求められた方がいらっしゃって、入仏式(魂入れ)をしてきました。
お経が終わってお茶をいただきながらお話させて貰いとても感慨深い時間でした。
亡くなった方の事をお聞かせいただき、また故人ならこのようなお内仏を求めるのではないかとの想いで日本の職人さんが作られたものを購入されたとのこと。そしてこれは受け継がれてゆくのだとおっしゃられました。
受け継がれるのは勿論お内仏の事もですが、亡くなった方に手を合わせることも含まれ、そこまでお話されているのだろうと感じました。若い方ですが大事なことをよくご存じです。
世間ではお寺の悪い所がよく取り上げられます。そして豪華な本堂や古い仏像のみがお寺の宝として取り上げられます。しかし本当の宝は手を合わせるひとなのではないでしょうか。