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副住職のはなし

石牟礼道子さん

副住職のはなし

先日作家の石牟礼道子さんが死去されました。作品の「苦海浄土」などで水俣病を取り上げ公害を通じて人間の根本的な問題にまで迫られました。

私は直接お会いしたことはないのですが、私の先生が交流があったようで先生のお寺の壁に石牟礼さんの手紙が掛けられていることを思い出します。

 

本願の会という集いをされていたようで親鸞の仏教にも造詣があった事が伺えます。文学界の巨星ともいえる方でノーベル文学賞を取るのではと言われていたのですが、私が凄いなと感じるのはそういう事では無く、一生涯を通じて学ぼうという姿勢が感じられるところです。

一生学生という言葉がありますが、そういう生き方をしている人に救われます。