副住職のはなし
朝のドラマでの一コマ
副住職のはなし「半分青い」を毎朝見ているんですが、主人公の鈴愛さんが漫画の師匠の秋風先生に漫画家を辞めると伝える場面があったのですが、その理由が自分には才能が無い。先生は才能があり空を飛べる鳥だけど、私は才能が無く空を飛べないスズメだと、そういうセリフがありました。
自分も仏教の先生が居て周りに凄い能力のある兄弟子が居たり(先生も格別ですが)してスズメさんと似たような境遇を過ごしましたので昔は自分のそう感じていたなと、思い返しました。
そして今感じることは能力があれば良い訳ではないように思います。能力があるゆえに、早い速度で進むがゆえに色んなことを見捨てたり見なかったりしている事もあるのではないでしょうか。飛行機に乗って空を飛ぶと地上の細かい所はわかりません。人も見えません。
スズメさんは自分には才能がないと苦しんでおられますが、そういう方の漫画こそ私は読んでみたいのです。