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副住職のはなし

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副住職のはなし

先日私が卒業したお坊さんの学校の後輩にお会いしました。

縁があって新潟へ来られたのですが、道のりが私と似ているなと思いました。私も彼と同じように彷徨い歩いて新潟へ辿り着きました。

 

当時を振り返ると知らない土地で知り合いもなく、弱い自分を抱えてとても不安だった事が想い返されます。

 

しかし私を引き受けてくれた方が時間をかけて私が成長するのを待ってくださったので、親鸞の教えを生涯学んでゆく覚悟、それは言い換えれば何事においても善し悪しばかりを言い、弱さを認められずに強くあろうとする自分自身の生き方を問うて行く道をゆっくりと歩みだす大きな転換点になりました。

 

後輩はしばらく新潟に居るようです。入寺したいとの事で落ち着ける先が見つかるように、私も微力ながらお手伝いしようと思っています。