副住職のはなし
お経が早い。
副住職のはなし先月京都の本山で感じたことですが、坊さん達のお経が早い。
得度式を受けてお坊さんになられた方々と一緒に、正信偈というお経を一緒に読むのですが本山の坊さん達は合わせるという気持ちが全くない。お坊さんになりたての人達と一緒に読むのだからゆっくりと、その方々に合わせて読まなければ駄目でしょう。
得度をされるということは凄い事です。親鸞の仏教を学ぼうと志を起こされた。生き方を尋ねようとされる。立派な人というのはこのような方々の事を言うのです。
どうもお経の早い坊さんの態度を見ていると自分が偉くて、新しく坊さんになった方々を下に見ていると感じたのですが実際は逆ですよね。
偉くなると世界は狭くなるのかもしれません。他人ごとではありませんね。