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副住職のはなし

ひとは忘れ去られた時、本当に死ぬんです

副住職のはなし

最近法事やお葬式などで法話をするのですが、私は「ひとは二度死ぬと」その話をします。

一度目は私たちが普段から認識している死ですが、2度目の死は人々から忘れ去られた時に訪れるのです。

 

どうでしょうか。皆さんも心当たりがある方がおられると思います。

仏事を行い縁ある人を送った者には使命があります。忘れないという使命です。

そして縁ある方の死を通じて、私に託された1番大事な仕事に目覚める。目覚めた者が目覚める過程を物語にしたのがお経ではないかと感じるのです。

ですから良い人間になる・悩まなくなるという私たちが理性で考える救いとは、まるで違うのです。